「寝かしつけがうまくいかない。睡眠時間、気にしすぎなくても大丈夫?」

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こんにちは。二児のパパです。

子どもが夜、なかなか寝ません!
9時には寝室に移動させるけど、その後も騒いでしまって完全に寝るのは10時台。ひどいと11時近くになることもあります。

実は、私も昔から寝かしつけのタイミングには悩んでいて、「もっと早く寝てほしいなぁ」と思いつつ、なかなかうまくいかないことが多いです。
でも、ふと考えたんですよね。

「寝かせる時間が遅くなると、本当に成長に影響があるのかな?」

ついつい、SNSや知人の話を聞くと、「遅寝=成績が悪くなる」「子どもが寝ないと健康に悪い」といった意見をよく見かけます。
でも、本当にそうなのか、少し調べてみました。

◆ 年齢別の推奨睡眠時間

一般的に、年齢別の推奨睡眠時間が以下のように示されています。​

  • 1~2歳(幼児):​11~14時間​
  • 3~5歳(就学前児):​10~13時間​
  • 6~13歳(学童):​9~11時間​

うちの子ぜんぜん足りてない!!って焦りました。

◆ 実際の研究データでは

たとえば、**Nishiyama M, et al.(2023年)**の研究では、3歳時の就寝時間が学業成績に影響を与えることが示されています。
この研究によると、早寝の子どもは学業成績や非認知能力(社会性や自己肯定感)が良い傾向がありました

就寝時間国語点数算数点数
18時~20時71.2点70.3点
21時69.3点67.6点
22時68.3点66.9点
23時以降62.5点61.8点

一方で、睡眠時間と学力の間に明確な関連は見られませんでした。


「やっぱり寝る時刻は関係あるんじゃん!!」と思うかもしれませんが、ちょっと絶望しないでくださいね。

◆ 実際、他の子どもの就寝時間はどうなんだろう?

実際のところ、他の子どもたちはどうなのでしょうか?
2歳児を対象とした江崎グリコ株式会社の調査によると、一番成績の良い20時までに寝ているグループは全体の10%程度
全体の半分以上は9時以降に寝かせているという結果でした!


しかもこのデータは2歳時のものなので、3歳以降ともなると、もっと寝る時間が遅くなっている可能性が高く、多くの子どもが9時や10時台に寝付いていることがわかります。

◆ だからと言って、焦らなくていい?

前述の**Nishiyama M, et al.(2023年)**の研究結果を見ても、21時組と22時組の点数の差はわずか1点程度
つまり、1時間程度の違いでは学力に大きな差がつくわけではないことがわかります。
もちろん、できれば早寝にしてあげたい気持ちはありますが、焦りすぎず、今の生活の中でできる範囲で良い睡眠環境を整えていくことが大切です。
あまり心配しすぎなくても大丈夫かもしれません。

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